本日のNTT東日本オンラインセミナーの講師は
一般社団法人日本クラウドセキュリティアライアンス副会長 渥美俊英さん。
MCはめっちこと、菅原めぐみさんでした。
セミナータイトルは午前・午後も
- クラウドで日本の金融をイノベーション ~金融機関のクラウド利用と業界動向~
でお届けしました。
「クラウドで日本の金融をイノベーション ~金融機関のクラウド利用と業界動向~」について
日本の金融機関は現在、大きな転機を迎えています。メガバンクも地方銀行もネット銀行も、クラウド採用が進んでいます。
「金融機関がクラウドを使ってセキュリティに問題ないのか?」
「クラウドってストレージでしょ?」
といったイメージが強いクラウドですが、本日は渥美さんがクラウドをちゃんと理解できるよう説明していただきました。金融機関だけでなく、ほかの業種でもクラウドを推進するためにとても参考になるセミナーでした。
まず、国内の多くの金融機関ではセキュリティの強化のためにクラウドを採用することを決めたということ。
AWSを例に。世界のクラウド市場ではAWSのシェアは44%。その後をMicrosoft、Google、そして中国のアリババ。
昨年の企業の研究開発の投資額はクラウド、インターネット、スマホ、ソフトウェア関連の企業が上位を占めていて、アマゾンがトップ。日本企業はトヨタの11位が最高。
渥美さんによると、とにかくAWSの開発・機能拡張・改善のスピードが速い。
これは国内のクラウドサービスはもちろん、これまで各金融機関が独自で開発したオンプロミスでは到底対応できないとのこと。新機能の4分の1がセキュリティ、コンプライアンス、統制、監査に関する機能とも。
AWSには100以上のサービスが用意されていて、
従来のサーバ、ストレージといった機能だけでなく、
データベース、アプリケーション、データ分析、エンタープライズアプリケーション、モバイルサービス、認証・ログ、モニタリング、コード管理などの機能を用意し、それらの機能をワンクリックで設定できる。またその利用料金も格安。
金融機関だけでなく、多くの企業がクラウドを採用する理由がここにあるといいます。
今までのオンプロミスでは、必要な機能の設計は自社もしくは外部のベンダーに依頼し制作していました。
セキュリティ対策も同様に設計、必要であればサービスのライセンスを購入。そして日々運用を行う必要が出てきます。毎年、新しいサイバー攻撃が出てくる中で、クラウドはオンプレではできない、高度なセキュリティ対策をスピーディに実現できるそうです。今後、人材不足が言われている中で、クラウドサービスを利用することの方が合理的と考えることが自然とも。
世界の金融機関の動向と比べても、日本企業のクラウド採用は後れをとっているそうで、時代遅れの日本と言われないようにがんばっていただきたいですね。
AWSに関してのセキュリティはこちらもぜひご確認ください。
クイックリファレンスガイド – アマゾン ウェブ サービス (AWS)
ライブ情報
本日、MCの菅原めぐみさんが6月30日、自身の所属するグループ「アニ☆ゆめ」チーム#のライブに出演します。MC陣では、八木侑紀さんも同チームなのですが今回は欠席。別チームの蝦名彩香さんがゲスト出演するそうなのでぜひチェックをお願いします。チケットはこちらから。
私が担当するNTT東日本オンラインセミナーは以下より申し込めます。
以上、オダギリでした。